中世ヨーロッパでの時計の意義は、主に宗教目的で、神に祈りを捧げる時を知るためのものであった。しかし大航海時代に入り、天測によって現在位置の経度を知るためには、揺れる船内に長時間放置してもくるわない正確な時計(クロノメータ)が必要となった。
1713年イギリス政府は、そのような時計に 2 万ポンドの賞金をかけ、1736年ジョン・ハリソンは、5ヶ月間の航海で誤差は 1 分以内という懸賞条件に見合う時計を完成させた。
しかし、ハリソンは単なる機械工だったためか、イギリス議会はいろいろと難癖を付けて賞金を払わず、40 年に渡って改良を重ねさせた。
そんな背景があってこそ生まれた時計です。
〜時計は時間を計る道具。一日、または日中の何分の一が経過したか知る大切な道具です。〜
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